密林の女帝と恋バナ女子会のおはなし -4-



熱帯林に、高らかな笑い声が木霊した。
「あれおかしや、そのような小さな身体でよくぞ申した。見上げた勇気じゃ」
さもおかしげに笑い、ハンコックは長い足を組み替えて胸を反らす。
「そなたに免じて、グロリオーサを蹴り砕くのは止めておこうかのう。ささ早よう、この場にロロノアを呼ぶのじゃ。告白とやらを、わらわも見届けようぞ」
明らかに馬鹿にしているとわかって、サンジは顔から火を吹くほどに恥ずかしかった。
けれど、もう後には引けない。
なにより、人を嘲笑し愚弄しておきながら、自ら傷付いているように見えるハンコックを放っては置けない。

カトレアに連れられて、ゾロがやってきた。
サンジを見つけて、眉間に皺を寄せる。
「一人でなにウロチョロしてやがんだ、浮かれすぎだぞ」
「だ・・・誰が浮かれてるって?!」
そうでなくとも尋常でない服装をしていると自覚があるのに、まさかゾロから追い討ちを掛けられるとは。
「女ばっかの村だからって、舞い上がりすぎだ」
「・・・あ、ああ」
そっちか。
「ささどうぞ、こちらにどうぞ」
女達にいそいそと案内され、ゾロはサンジの向かい側に腰を下ろした。
サンジは慌てて、ゾロに呼びかける。
「お前、ハンコックちゃんに挨拶してねえだろ。失礼だぞ」
「あ?ああ」
そう言えば、ハンコックが戻った時もゾロがこちらで寝泊りしている時も、まともに顔を合わせてはいなかった。
ゾロは申し訳程度に、座ったまま顔だけ向けた。
この無礼者、とハンコックの代わりにサンジがその膝を叩く。

「メロメロ甘風!」
突然、周囲をピンク色の空気が満たした。
びっくりして動きを止めたサンジの周りで、数人の女子がいきなり石化する。
「ハ、ハハハハハンコックちゃん、なにするの?!」
「ああ〜ハンコック様」
「不意打ちとはあんまりです〜」
石にならずとも、幾人もの女子がバッタバッタとその場に倒れた。
「・・・ちっ、やはり効かぬか」
サンジを膝に乗せたゾロは、「なにやってんだ?こいつ」とばかりに、不審気な目でハンコックを見上げている。
「わらわの美貌の前でも石にならぬとは、小癪な奴よ」
玉座から降りて、ゾロの前で仁王立ちになった。

「そなた、わらわを見ても邪心を抱かぬとは単なる不能か、女に興味はないのか」
「・・・俺は、ただ一人の相手としか添い遂げないと言ったはずだ」
「それは単に、そなたの人生設計であろう。例えばそこの小さき者」
ピシッと指差され、サンジは雷にでも打たれたようにビクンと跳ねて気を付けの姿勢になった。
「この者は、心に決めた者がおるゆえ、わらわに心惹かれぬと言った。そなたはどうじゃ」
「ハ、ハンコックちゃん」
それをハンコックの口から聞くか。
サンジは慌てて、ゾロを振り仰いだ。
ゾロはむっと口をへの字に曲げている。
「あんたに靡かない理由をいちいち説明しなきゃなんねえのか、めんどくせえ」
「わらわが尋ねておるのじゃ、答えよ」
ゾロの視線が下がって、必死で見上げるサンジと目が合う。


「ゾロ、ゾロ、俺は!」
サンジは声を張り上げた。
大切なことを告げる前に、ハンコックの口からゾロの答えを導き出すのは嫌だった。
自分で伝えたい。
「俺は、こんなに小さくて、しかも男でナイスガイなイケメンなんだけど。それでも、ハンコックちゃんやマーガレットちゃん達みたいな、すっごく綺麗で可愛くてナイスバディなレディ達に、心が揺らがないんだ」
誰もが固唾を呑んで見守っている。
ハンコックでさえ、サンジの動向を黙ってじっと見据えていた。
「俺は・・・俺はお前が好きだから、惚れてっから、お前のことしか見えてないから!」
ゾロの眼が、大きく見開かれた。
それが驚愕であれ拒絶であれ、もう後戻りはできない。
「俺はお前が好きだから、だから、俺を食ってくれっ」

―――- Bon appetit!

サンジの決死の呪文が、密林に木霊した。
誰も声を発せず、固唾を呑んで見守っている。
そんな中、森に反響した呪文は静かに遠ざかりながら消えていった。


見詰め合うゾロとサンジに、なんの変化もない。
マーガレットは詰めていた息をほうと吐いて、その場に手を着いて項垂れた。
「・・・コックちゃん」

――――ダメだった。
効かなかった、呪文。
大きくなれなかった。
食ってもらえなかった、ゾロに。
一生懸命、勇気を振り絞って告白したのに。

「おまえ―――」
ゾロが口を開こうとした時、ハンコックがダンと足を踏み鳴らした。
「おのれ・・・」
なぜか、怒りに満ちている。
告白が空振りに終わり、散々馬鹿にされると思っていたサンジは意表を突かれた。
「おのれ厭わしきケダモノめ。この者がここまで言うておるものを、受け入れぬとはなにごとか!」
「・・・は?」
「へ?」
唖然とした二人の前で、ハンコックは怒りで髪を逆立てている。
「心に決めた相手もおらぬのに、わらわに靡かぬとは許せぬ!この場で石と化して砕け散れ!」
「ちょっと待って、ハンコックちゃーん」
闇雲に閃光を放ち始めたハンコックに、ゾロは「やばい」と叫んでサンジを掴んだ。
怒りの余波で、周囲にいた女たちが次々と石化していく。
「ハンコックちゃん待って、落ち着いて」
「男など、滅びてしまえっ」
ゾロが横っ飛びに逃げると、すぐ後ろにあった柱が轟音を立てて割れた。
人もモノも関係なく、ハンコックから放たれる衝撃波で破壊されていく。
「おのれチョコマカと!」
「お待ちください、ハンコック様―」
「ハンコックちゃーん」
もはや手が付けられないほど怒り狂ったハンコックは、ゾロに狙いを定めて飛びかかってきた。
強烈な蹴りを紙一重で避け、ゾロはサンジを腹巻きに入れ樹の枝伝いに逃げる。
「ったく、めんどくせえ」
「待て卑怯者!」
サンジは訳もわからぬまま、腹巻きの中でひっくり返っていた。
一大決心してこんな格好までしたものの、告白は空振りに終わり大恥まで掻いたけれども、いまはハンコックのことが心配で溜まらない。

「きゃーっ」
いきなり、絹を裂くような女の悲鳴が響いた。
なにごとかと、サンジはもがきながら腹巻きから顔を出す。
すぐ目の前に、黒々と滑る巨大な軟体動物が立ち塞がっていた。


「ひ――――――――っ!!」
「きゃ―――――――っ!」
「いや―――――――っ!」

複数の悲鳴が木霊した。
サンジのみならず、ハンコック達も驚きの叫びを上げている。
それに応えるように、黒紫色の軟体動物はこちらに向かってぐぬぬと伸び上がって来た。
ぬっぺりとした蛇腹が、動きに合わせて伸縮する様が実に気持ち悪い。
「いーや―――――――っ!」
マーガレット達も怯えているということは、この辺でよく見る生物ではないのだろうか。
「気色悪っ」
腹巻の中に引っ込んでゾロのシャツにしがみ付いたサンジは、ふわりと浮遊感に包まれた。
ゾロが飛び上がり、あろうことかその怪物の頭らしき場所に乗ったのだ。
「こりゃちょうどいい」
「ゾロー!」
なにしてくれんだと抗議のために顔を出したら、随分と視界が高いところにあった。
軟体動物がゾロを頭に乗せたまま伸び上がり、ハンコックを見下ろしている。

「こいつは、昨日俺が血を吸わせたヒルだ」
「…へ?」
そう言えば、手の甲にヒルがいてビックリしたっけか。
「よく育ったなあ」
「育ち過ぎだ!」
呆れつつ、サンジはおそるおそるヒルを見下ろした。
もしかして、ゾロの危機を察知して助けに来てくれたのか?

どこが顔だかわからないグナグナした頭?をぐぬーんと伸ばしてハンコックの眼前に迫れば、女王らしくなく悲鳴を上げて飛び退った。
女性だからこういうの気持ち悪いだろうなと思いつつも、ハンコックらしくない怯え方だと気付く。
「おおおおのれルフィ、どうあってもわらわを許さぬか!」
「ハンコックちゃん?」
わなわなと震え涙するハンコックに、サンジは異常を察知してゾロの胸をよじ登った。
「ゾロ、このヒルをどっかやれ。ハンコックちゃんが怖がってる」
「そもそもあの女が喧嘩しかけたんだぞ」
「それだってダメだ、あんなに怖がってるんだからこれ以上追い打ちをかけるな」
サンジの言葉にそれもそうかと思ったか、ゾロはヒルから飛び降りた。
「ありがとうよ、もう森に戻れ」
ぽんぽんと、首らしき部分を軽く叩けば、ヒルは嬉しそうにぐねりとうねった。
どこをどう見ても気持ち悪くて、サンジは腹巻から目の部分だけを覗かせて指の間から様子を見守っている。
ヒルに触ったゾロの手に触れられるのも勘弁だから、あとできちっと洗わせよう。

ぬるぬると身をくねらせながら森に帰っていくヒルを見送るゾロの後ろで、サンジはポポポンと小走りでハンコックに駆け寄った。
ハンコックは両手で顔を覆い、肩を震わせて泣いている。
冷酷で傲慢な恐ろしい魔女なのに、こうしているといかにも儚げでか弱い美女だ。
「ハンコックちゃん・・・ヒルはもう行ってしまったよ」
「ハンコック様、大丈夫ですか」
「ハンコック様」
マーガレットやカトレアが心配して駆け寄ってきた。
ハンコックの気力が弱まったせいか、石にされていたニョン婆や余波を受けた女たちもいつの間にか石化が解かれていた。
皆に取り囲まれ、ハンコックは取り乱した自分を恥じるようにうずくまったままだ。

「ハンコックちゃん?」
膝によじ登ったサンジを、ハンコックは白くたおやかな肘の間からそっと視線を上げて見た。
長い睫毛に縁取られた黒曜石のような瞳から、つーと一筋涙が流れ落ちる。
「皆の者、下がれ」
「・・・ははっ」
ハンコックの言葉は絶対だ。
気遣わし気にしつつも、女達は広間から外に出ようとする。
「お前達は奥の間に来るがよい。人払いじゃ」
ハンコックはサンジを床に落とすとすっと立ち上がり、踵を返してさっさと宮殿に戻る。
戻ってきたゾロに拾われ、サンジは一緒にその後について行った。
ニョン婆は何も言わず、黙って見守っている。



香を焚きしめた豪奢な部屋に戻り、ハンコックは緋色のソファの上に気だるげに寝そべった。
先ほどサンジにきつく手を洗ってから来るよう言いつけられたゾロは、仕方なくその辺の手水で手を洗い勝手に籐の椅子に腰かけた。
腕組みをして目を閉じたから、このまま話も聞かずに一眠りする気だろう。

サンジはハンコックが寝そべるソファの肘掛け部分に座り、おずおずと口を開いた。
「ハンコックちゃん・・・ルフィって、誰?」
そう言うと、ハンコックの瞳が切なげに眇められた。
白い肌がほんのりと色付き、涙で湿った睫毛が再び潤む。
小さく吐息をつき、ハンコックは悩ましげな眼でサンジを見つめた。

「この山を越え、更に二つの山を越えた場所に火を噴く竜の島がある」
「・・・島?」
「周りを海に囲まれておる。二つ山を越えれば、海じゃ」
「海が、近いんだね」
話しに聞いた憧れの海がすぐそばにあると、そう聞かされてサンジの胸は高鳴った。
「その、火の山に住む子童に、わらわは心を持って行かれた」
「・・・え?」
「あの、ルフィと言う実に小生意気で乱暴で大食らいで無神経で無邪気で優しく逞しく明るい小童じゃ」
サンジはすとんと理解できた。
「ハンコックちゃん、恋をしたんだね」
「…う」
「その、ルフィって子に」
「ううう」
苦しげに胸を押さえ、柳眉を潜めた。
そんな表情の一つ一つが、目を瞠るばかりに美しい。
握りしめて白く筋が浮いた手の節に、サンジはそっと小さな両手を置いた。
「よかったら、俺に話してくれるかな。君の恋の物語を」


ハンコックは先ほどまでとは打って変わって悄然とした様子で、項垂れながら口を開いた。
「わらわは、この美貌に更に磨きをかけんがため、火の島の温泉に浸かりに参った」
「ああ〜温泉、いいよねえ」
サンジもリラックスした様子で応対する。
下手に畏まるとハンコックも横柄に構えざるを得なくなるのだ。
ここは一つ腹を割って、ざっくばらんに会話を進めた方がいい。
「そこで、ルフィという小猿のような小童に出おうた。まことに破天荒で生意気で、肉をよく食らう大馬鹿者であった」
「・・・うん」
「しかし、一本芯の通った熱い男だ」
ハンコックの黒曜石のような瞳が、熱を帯びてキラキラと煌きだす。
「わらわはこの胸のときめきを伝えんがため、ルフィにあれこれと話しかけようとしたが、できなんだ」
「・・・なんで?」
「わからぬ」
ハンコックはふるふると、力なく首を振った。
「何故かはわからぬが、ルフィの顔を見ると胸がドキドキするのじゃ。言葉にしょうにもうまく声も出ず、喉が渇いて仕方がない。あまりに辛いからルフィの顔を見ないでおこうと思うと、それもまた辛い。目の前にルフィがいようといまいと、どちらにしてもその姿が脳裡に浮かんで苦しくてたまらぬ」
「ああ・・・」
まさしくそれは、恋だよハンコックちゃん。
ここにニョン婆がいたら「恋はまさしくハリケーン!」と叫んだだろうが、生憎ハンコックの話を聞いているのはサンジだけだった。
ゾロはすでに爆睡している。

「わかる、わかるよハンコックちゃん」
「・・・わかってくれるか!」
ハンコックは涙目になりながら、サンジの小さな身体をがしっと掴んだ。
「乱暴で小生意気で、腹が立つのになぜか気になって仕方ないのじゃ」
「それがまたムカつくんだよね、なんでこっちばっかり気にしちゃうんだろうって思うと忌々しいんだけど、自分でもどうしようもない」
「かと思えば、ルフィのなんてことない仕種がキュンと来たりして」
「そうそう、しかも不意打ちでキュンと来るともう参っちまう。この卑怯者―って罵りたくなる」
「まさにそうじゃ、なぜわらわだけがこんな想いをしなければならないのじゃ」
「それが恋だよハンコックちゃん、理不尽だとわかっていてもどうすることもできないんだ」
俄かに意気投合しながら、小さな手をハンコックの指と合わせた。
そうしながらも、サンジはへにょんと眉尻を下げる。

「そんな風に恋をしたルフィって子に・・・どうしたの?」
途端、ハンコックの美しい顔が哀しみに崩れた。
白い頬を、大粒の涙がほろほろと零れ落ちる。
「ルフィが、ルフィが悪いのじゃ。わらわがこんなにも胸を痛めておるのにそ知らぬふりで。いかに想いをこめてメロメロ甘風しようとも知らんぷりで。だから、わらわは・・・」
「ハンコックちゃんは?」
「・・・呪いをかけたのじゃ〜〜〜」

あちゃーと、サンジは額に手を当てた。
恋に狂った魔女など、一番手に負えないものはないだろう。
アルビダも自分の尺度で他人に迷惑を掛けていたが、ハンコックにも同じ匂いがする。
それがまた、可愛い部分ではあるのだけれど。

「呪いって、どんな呪いかけちゃったのかな〜?」
泣きじゃくるハンコックを刺激しないように、柔らかな声で問い掛ける。
「う・・・わらわに、わらわ、の美貌・・・に、振り向かぬような、無礼者・・・は、バケモノになれ、と」
「バケモノ」
「さすればルフィは、見るも耐えぬ醜いヒドラに変わってしまったっ!」
うわあああああとその場で突っ伏して号泣する。
サンジははて?と考え込んだ。
「ヒドラ」ってなんだろう。
「・・・とにかく、とんでもない化け物になっちゃったんだ」
「う・・・ひっく、ル、ルフィが・・・ルフィが」
きらめきながら零れ落ちる、涙の雫までもが美しい。

「ハンコックちゃん、それを後悔してるんだね」
「・・・う、う」
「そんなにも、ルフィって子のことが好きなんだね」
子どものようにしゃくりあげながら頷くハンコックは、例えようもないほど美麗なのにどこか稚くあどけない。
サンジは両手でハンコックの手の甲を押さえ、知らず知らず微笑んだ。
「大丈夫だよハンコックちゃん、ハンコックちゃんの魔法で変えられたんならもう一度魔法を掛けて元に戻せばいいじゃないか」
サンジの慰めの言葉に、またふるふると頭を振った。
艶やかに流れ落ちる黒髪が、なまめかしい渦を作る。
「無理なのじゃ」
「え?」
「わらわは、怒りと憎しみと悲しみで魔法を掛けたものを、元に戻すことはできぬ」
「ええええ?!」
なんで?
偉大なる魔女なんじゃないの?

「わらわを侮辱した虫けらどもは、石に変化させよう。わらわに振り向かなかった男は、ヒドラに変えよう。じゃが、黒い力をぶつけたものを戻す力はわらわにはない」
「え?え?でも、マーガレットちゃんやニョン婆は元に戻ったんじゃないの?」
目を丸くするサンジに、ハンコックは涙に濡れた顔を上げた。
「村の者たちを石にしておるのは、憎しみからではない。腹立たしい物言いをしたニョン婆にさえ、本気で憎悪を募らせてはおらぬ。すべては戯れじゃ。じゃが、ルフィはそうではない。可愛さ余って憎さ百倍。わらわの黒い力をまともに浴びたものは、わらわですら戻せない」
「そんな・・・」
思わず絶望的な声を上げ、それからサンジは「あ」と思い出した。
「でもでも、前にあの魔女祭りの村でも村人を石に変えてたよね。あれは・・・」
そこまで言って思い出した。
「あれは、ロビンちゃんが元に戻していたんだ!」
「そうじゃ」
ハンコックは目元を指で拭い、困ったように微笑んだ。
「わらわは、怒れば黒い力をぶつける。その後どうなろうと知ったことではないからの。ロビンが元に戻すなら勝手にすればよい」
「そんなあ・・・」
思わず脱力してへなへなとその場にしゃがみこんだ。
アルビダもだけれど、なんて傍迷惑な魔女なのだろう。
「それじゃあもう、ハンコックちゃんの力じゃどうにもならないんだね」
その言葉に、再びハンコックは涙に暮れた。




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