【異物混入事件】
新人時代の事です。勤務室の奥に休憩室と言われる部屋がありまして、シンクやらトースターやら電子レンジ、電気ポット、
冷蔵庫が置いてあって、ちょっとした休憩スペースになっています。
そこの電気ポットは湯が減ると、気付いた者が追加追加していって、絶え間なく沸いている様にしているのですが。
ある日、お水を足そうとポットを開けた所、湯垢というか錆というか、なにやらフヨフヨ浮いているのです。
いつ洗浄したかも分からないし、これは飲料水として拙いのではないかと思いまして、その日帰宅してからポット
洗浄中を 購入しました。
翌日、早速、出勤後に洗浄剤を放り込んで置きました。
で、説明書をみると6時間もかかるとあるじゃないですか。
仕方なく予備の保温機能しかないポットに湯を準備して、業務に戻りました。
お茶の時間になって、先輩が「紅茶でいい?」なんて言いながら、お茶を皆に淹れてくれたのですが、女性の鏡のような
穏やかで優しい先輩だけあって、さすが……淹れる紅茶がレモンティーだよ!とスタッフ感動の嵐でした。
しかも、程よい酸味といい見た目の色合いといい、ポーションではなく、生のレモンだと言い出す人もいました。
ところが先輩は「え〜、レモン?入れてないよ?」と言います。
では、紅茶が違うのかと聞いても「いつものティーバックだ」と言います。
「いつも通り、ポットにティーバックを入れてお湯を注いだだけ」と、人差し指でポットを押す仕草を……。
はた、と気付きました。
その仕草は電気ポットでは、と。
分かりますか? 私の大絶叫。
「飲んだらあか〜ん!」と先輩ばかりの中で叫びましたとも。
やはり先輩は、ポット洗浄を放り込んだ電気ポットからお湯を使っていて、予備のポットは邪魔だなぁと片付けて
しまってました。
洗浄剤は「クエン酸による強力洗浄」となっていたので、レモンのように感じたみたいです。
一歩間違えたら大変な事になるぞ、と怒られましたが、先輩が自分も確認が甘かったと庇ってくれたのと、飲んだ人に
異常が無かったので、「一服盛りやがった」と笑い話で済みましたが………。
その後、ポットは壊れるし(洗浄方法が間違えてました)で、私は何がしたかったんだろう、と(苦笑)
クエン酸は、レモン味と学習した事件です。
【その他の日常】
・就職したての頃に紙にABがあるのを知らず、「Aサイズで書いて」といわれたのを関西人の私は「丁度いい
サイズで書け」と言われたと思い、「丁度いい大きさってどれくらいですか」と聞いた。
・後日、別の人に「Bで書き直して」といわれ、鉛筆のBと思って「HBでいいですか?」って聞いた。Bサイズって
言ってくれたら、AがあるからBもって思ったんですがね……。
・自宅近くにある国際会議場で国際フォーラムに参加する事になった際、出勤時の自宅最寄り駅として申請している
駅が最寄り駅だったので実費精算の出張費が出ないと知りました。休日を割いているのでそれは無いだろうと思って
「自転車で行くぞ」と言えば「どうぞ」と、言われ……。スーツにパンプスの発表スタイルで自転車で国際会議場に
乗り付けてやりました。自転車こいで暑かったし緊張から喉も渇いて自動販売機でジュースを買ったのを、上司が
目撃して唖然としてましたが、後日、120円出張費が支給されました。「会社も負けてねぇ……」と思いましたが、
自販機100円だったんで、実質20円儲けある分、私の勝ちです。
・その発表の際、10分の持ち時間なのにGOサインが卓上のランプで示されると知らず、発表開始の合図を1分程、
笑顔で待っていました。最前に座った上司のゼスチャーに笑ってる場合ではなかったようです。これは、かなり
恥ずかしかったです。
こりこり様から頂きましたv
こりこりさんは、
「とりあえず足元のゴミ箱を蹴飛ばすわ、扉に激突するわ、件の誘導灯につまづいて廊下ですっころぶわ………。
ゴミ箱が変形しドアノブが外れるに至って言われた指導係の先輩の言葉が、「業務よりも何よりも物の配置を
早く身体で覚えて」だった位です(呆)「お前はちょっと落ち着け」とか。ちなみに現在、ゴミ箱は(低位置から
移動していると未だに蹴り飛ばすので)移動禁止、扉は向きが変えられました。ドーン! 「イタ!」っていう
悲鳴に職場環境の方が合わした方が早かったようです。上記は極々普通の日常の出来事です。 」
とおっしゃるようなツワモノです。
その他にも事件名だけお聞きしてもすでにもの凄いと思われるネタをいっぱいお持ちです。
こりこりさん、是非また追加、お願いいたしますv