「ちょっと、このまま行っちゃう気?」
「あ?」
「サンジ君のこと、気がついてるんでしょ?」
「何を」
「……すっとぼけてんじゃないわよ。そういうことには鈍感でも、人の呼吸には敏感なアンタが気が
つかないわけないでしょ!」
「憶測で動くほど暇じゃねえ」
「野望の前では、人の想いなんて、暇つぶしでしかないわけね」
「俺は、本人の言ったことしか信用しないだけだ。アイツから聞いたことがあるのは悪口雑言だけだ」
「言いたくても言えないのかもよ?」
「言わないなら、答えようもない」
「だから、言えないんだっていってるじゃない!だって、サンジ君よ?だから、アンタから歩み寄ってやれば
いいじゃない。アンタが行っちゃう今だから言ってるの」
「何で俺が?何のために?」
「二人のためよ」
「はっ!詭弁だな。くだらねえ」
「くだらないって……あんた……「お〜〜〜い、ゾロ!いよいよだな!」」
「……この話は終わりだな。ああ、キャプテン、一足先に叶えてくるぜ」
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あの視線だ。ナミに言われるまでもない。だが、アイツは何も言わない。
何で俺が動いてやらなきゃなんねえのか。馬鹿馬鹿しい。
本当に欲しいのなら、自分で奪え。てめえで手を伸ばさなけりゃ、何も手に入れられやしねえんだ。
動かないなら、何も変わらない、何も変わらなくいいなら、所詮その程度のものだってことだ。
想うだけなら、何もないのと同じだ。
欲しいなら、それが全てだ。
曖昧なものなど、なんの意味がある。
言えないんじゃねえ。言わねえんだろう?だったら、余計に俺が動く意味はない。そこで黙って見てやがれ。
何もいらない想いなら、そんなもの必要ねえ。いらないものにまで目をやるような酔狂さは、俺にはねえ。
欲しいものは手に入れる。
まずは、野望をこの手に。
その後は……。
てめえの想いなんざどうでもいい。俺は、俺が望むから手に入れるだけだ。
首を洗って待っていやがれ。
end.
どうっは〜〜〜〜〜v
どこまでも俺様なゾロ!!!大好きです大好物です!
サンジの意思はこの際置いておいて、ゾロが求めるものが真理ですすべてです。
そうしてサンジを攫ってしまって―――っ!(黄色い悲鳴)
ゾロの、時として傲慢なほどの真っ直ぐさと思い切りの良さは、きっとサンジの救いでもあるはず。
だからこの二人はうまく行くんだと思う。
改めてそう思わせていただきました。ありがとうございますv
