「しゃぶれ」
琥珀色の双眸を冷やかに細めながら、口角を上げ、凶悪とも見える笑みを容取る。
浅く腰を下ろしたベットのスプリングは、安い連れ込み宿の割には、良く利いて心地良かった。
大きく開いた足の間で、金の色が揺れる。
強靭な太股に添える様に置かれた、白く細い指先に一瞬、視線が奪われたが、薄く開かれた
唇から覗く舌先が、まだ柔らかなソレに絡められると直ぐに神経がそちらへと向いた。
聴覚を刺激する様に、わざと濡れた音を立てながら、金色が動く。
どれ程の奴等に仕込まれたのか、その口淫は的確にツボを刺激し、柔らかなソレは硬く芯を
持ち始めた。
それでもまだ唇は離れる事無く、さらに追い詰める様に動かし続ける。
しゃぶっているだけで興奮しているのか、白い肌は紅く色付き始め、時折り鼻から甘い息が洩
れ出していた。
座る男の手が、金の髪を梳く様に触れると、情欲に濡れた青い瞳が上目遣いで男の瞳に絡む。
絡む視線のまま、見せ付ける様に、紅い舌が熱く昂ぶっているソレに愛撫を続ける。
溜まる熱が、解放を促す様に、ひくひくと脈を打つ。
力強い掌が、金の頭を掴むと、喉奥までソレを含ませ、激しく腰を打ち付けた。
「ん・・・」
苦しげな声を漏らしながら、白い喉元が吐き出される熱を嚥下する。
全てを吐き出すと、男の腰はゆっくりと離れていくと同時に、解放された喉がごくりと音を立て、
喉を焼いたそれを飲み干した。
うっとりとした眼差しが男をみつめると、紅い唇が笑んだ。
「・・・挿れないの?」
長い金の髪を耳に掛けながら聞く。
声が違う。
改めて知らされる。
同じなのは、白と、金と、青。
金銭の取り引きで行われる、処理目的の行為。
それなりのルックスとスタイルをしていれば、どんなのでも良い筈なのに、気が付くと選ぶのは、
白と金と青。
「ねぇ・・・もう終わり?」
物欲しそうに聞いてくるその声が酷く耳障りに響く。
男は乱暴にオンナの腕を掴むと、ベットの上にと押し倒した。
片手で両手の自由を封じると、何処か期待に満ちた表情を浮かべたオンナに男はにゃりと笑う。
「てめぇには挿れねぇ・・・の代わり、指でイカせてやるよ」
演技だろうが、本気だろうが、喘ぎ続け、意識を手放したた女をベットに残し、男は宿を出た。
昼間寄港し、すぐにオンナを買ったその街は、夕闇に包まれている。
その中、きらと視線の先に金の色が閃く。
「は!とっとと船降りて、何処に行ったのかと思ったら、こんな所でお楽しみでしたか?剣豪さま」
皮肉たっぷりの声。
「こんな所にいるって事は、てめぇもお楽しみだったんだろう?」
「俺はこの通りが近道だって教えてもらったんだよ。まさかこんな場所とは思わなかったけど」
「折角来たんだ。楽しんで行ったらどうだ」
先程自分が出て来た宿を顎で示す。
「俺は愛のない、一度限りのセックスはしない主義だ!」
「そりゃあ、ご立派だ。で、毎晩自分で慰めてんのか?」
「アホか!俺はコックだ!俺のこの手は、旨い料理作る為にあるんだよっ!」
その言葉に男の眉が上がる。
こいつ・・・真っ新か・・・?
潜めていた欲が湧き立つ。
・・・・・・汚したい・・・。
白い肌に所有の印を散らしたい。
青い瞳を欲に濡らしたい。
自分に対して、皮肉しか発しない声を女の様に喘がせたい。
金の髪に・・・触れたい。
きっと、どのオンナのそれより、心地良く馴染むだろう。
「んだよ。なんか文句あんのか?」
上目使いに自分を睨む青い瞳。
「折角合ったんだ、ちよっと付き合え・・・」
「はぁ?」
唐突な言葉に目を丸くする。
「たまにはいいだろう?」
「・・・おう」
恐らく目の前の男が見た事ないであろう表情を浮かべた俺に、同意して来た。
ログが溜まるまで3日。
俺にしか感じない体。
俺だけを欲しがる体。
俺に、馴染む体・・・。
充分な日数に、疑いもなく、隣を歩き出した男に見えない様、笑みを浮かべた。
07'10.19
07'10.20 加筆修正
悪っ・・・これは悪い、悪すぎるゾロ!素敵ーーーーーーっ(ああ火がついた)
サンジダメよ、ついてっちゃダメよおおおお;このゾロはマジもんの狼だようう(狂喜乱舞♪)
サンジの行く末を案じつつも、素直に萌える腐女子魂を自覚いたしました。
サンジ、こうなったら思い切りゾロに馴染むがよい(←鬼)
萌え燃えSSをありがとうございます!!
これに懲りずに、もっともっと執筆活動にも精を出してくださいませ(懇願)